人材派遣業界向けの新しいネットサービスが来年1月のオープンに向けて着々と進んでいる。総合プロデューサーとして全体を俯瞰的に見るのと同時に、細かな部分の設定も重要なため細部にわたる会議が続いている。
求人・求職とネットとの関係は相性が良く、すでに非常に多くの競合サイトが存在する。アメリカのmonster.comや韓国のjobkorea、そして日本のリクルートなどはその中でもトップクラスの集客力を誇っており、簡単にその牙城は崩れないかとも思うものだ。しかし、競争をしないという戦略で、同じ人材を扱うネットビジネスにも勝機が存在する。
ブルーオーシャン戦略は、既存のビジネスの競争要因を洗い出し、その中で必要なもの、必要でないもの、もっと増やすべきもの、減らすべきものを整理し、同じ業態のようでありながらまったく違う価値を見出す戦略として注目を集めている。
例えば任天堂のWiiは、ハイスペック競争という要因を捨て、逆に個ではなく2人以上で楽しめ、操作の方法も劇的に簡単にするという手法で新たな世界を切り開き、今破竹の勢いを見せている。
技術革新というのは莫大な研究開発費を必要とし、簡単にどの企業もできるものではない。しかし、ブルーオーシャン戦略というのはテクニカルイノベーションではなくバリューイノベーションともいわれる。つまり、価値を作り出すという作業だ。
この価値を作り出すという作業は大きな資本は必ずしも必要ではない。つまり、この戦略にこそ、中小企業にとって大きな力となる戦略となる。
新しい求人サイトが多くの人に受け入れられることを願いつつ、詳細を煮詰めていこうと思う。
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