温室効果は表層現象として確かに起こっている。
問題はそれが人為的か自然現象かということだ。人為的だとしても、それが温室効果ガスによる原因かということだ。
温暖化の危機が世界中で叫ばれていながら、いまだにその原因について議論が続いている。
海面上昇と温暖化がリンクしていないと主張する学者もいるし、そもそも温暖化は自然現象だと主張する学者もいる。
そうやって世界中の学者がその根拠を示すために多くの労力を費やしている。
温暖化ビジネスと言われる産業にも影響を与えるだけに事態は深刻だ。
アメリカのマーケターが確かこんなことを言っていたと思う。
「テレビCMは50%の効果は確かにある、分からないのはそれがどちらの50%かだ。」
風が吹けば桶屋が儲かるではないが、複雑な要素を全て解きほぐしてそれを解明するのには途方も無い知恵と知識と忍耐が必要だ。以前塾講師をしていたときに、物事を1対1の対立軸でしか考えられない生徒を多く見てきた。数学の読解問題のような、解答までのプロセスが人生の諸問題や企業の問題にも活きてくる。
口コミすれば企業が儲かる、マス媒体に出稿すれば企業が儲かる。
果たしてそうだろうか。原因は違うんじゃないか、その間にもっと複雑なプロセスがあるのではないか。そんな事を考え、また実践しながら核心部分を自分のものにしていきたい。
温暖化とかけてマーケティングと解く
その心は
原因は良く分かっていないけど目の前に突きつけられる現実
> 温暖化の危機が世界中で叫ばれていながら、いまだにその原因について議論が続いている。
議論が続いているんでしょうか?
「不都合な真実」の中で、アル・ゴアは地球温暖化は議論の最中にあるという世論そのものが「地球温暖化などない」派(あるいはEricさんの文章の趣旨だと「人為的なものではない」派)のプロパガンダで作り出されたものだ、と強調していました。
実際に発表されている論文の数などを例示しての説明は、説得力があると感じました。
ぼくもこの問題については十分な勉強をしているとはいえず、(ビョルン・ロンボルグが指摘していることの概要ぐらいは知っていますが)いろいろと判断に迷っているところではあります。
本旨と違うところで絡んでしまっているようでしたらすみません。
投稿情報: nakano | 2007/04/06 11:10
私も勉強していないのでなんとも言えないのですが、ものすごい利権が絡むだけに難しい問題で、石油や天然ガス業界に従事する人にとっては温暖化は自分たちのせいでは無いと主張したいですし、新エネルギー開発企業は、温暖化は化石燃料のせいだと主張したい。単純に学術的な問題じゃ済まされなさそうですね。
投稿情報: Eric | 2007/04/06 17:35
返信ありがとうございます。
ぼくももうちょっと勉強してみよう。
投稿情報: nakano | 2007/04/09 18:40