【コラム】トヨタびいきの米国市民
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/17/20070117000074.html
韓国朝鮮日報のニューヨーク特派員による記事。
この記事は実は非常に多くの事を物語っている。
結論から言えば、人々は「愛国心」や「郷土愛」というものを「品質」と切り離して考えなくなってきたということだ。
たとえ話をしよう。
ある中規模の都市での商店街。
いわゆる「シャッター街」と呼ばれる状況が続いている。
それでは、ここの住民は自分たちの町を愛していないのだろうか。
いや、郷土愛は人一倍強い土地柄なのだ。
それでも、住民は車で10分の郊外にある東京資本の大型ショッピングセンターへ行く。
なぜだろうか。
つまり、商店街の商品や、商店街のサービスに魅力を感じなくなっているからだ。
その状態でいくら「商店街を利用しましょう!」と叫んでもまったく効果は無い。
米国を愛する米国民がトヨタ車を熱烈に歓迎するのも本質的にはこれと同じだ。
愛される会社を作る前に、愛される製品を作る。
当たり前のことだが、これが今一番重要なのかもしれない。
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