http://mainichi.jp/area/saitama/news/20071029ddlk11040171000c.html
埼玉県警の意識調査によると、8割を超える県民が「犯罪が多くなった」と思っているそうだ。
ところが
最近の犯罪発生状況について「非常に多くなった」「多くなった」は計82・2%で前回と同じ。今後の発生状況は「大幅に増加」「増加」が計82・4%を占めた。しかし、県内の06年の刑法犯認知件数は13万6651件と、05年の15万7047件に比べ約2万件減少している。
実際の犯罪件数は2万件も減少しているのだ。
体感温度が実際の温度と違うことがあるように、「体感治安」と呼ばれる考えがある。最近治安が悪くなったなあと考える人が多くなっていても、それが実際の犯罪件数とは相関が薄い場合があるということだ。
2万件も犯罪が減っているのに、犯罪が増えたと皆が言う。
マスコミの重大事件に関する報道がそうさせるとは簡単に言えるだろう。実際に、第二次大戦中には戦況がかなり曲げられて伝えられ、国民はそれを信じていたというのもある。
「人間の感覚の9割は感覚的な判断」
そんな事も言えるかもしれない。
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