NHKの番組で、アジアの子どもたちがモンゴルで環境問題や経済問題について考えるという特集をやっている。
アジア9カ国の国々の10代半ばの子どもたちが集っていて英語が共通の言語として使われている。そこでの日本人参加者の英語運用能力はやはり他の国の子どもたちより低いようだ。おそらく聞くことは同じように出来るのだと思うが発言がなかなか出来ないようなのだ。それもあたりまえで、今の子どもたちは英語で発言するという訓練は殆ど出来ていないのだと思う。YesとかVery niceとかばかり言っていては議論に深みが生まれようもない。
英語教育に首を突っ込んで以来、非常にこの点が気になってくる。
英語を話せるようになるという視点から離れて英語で伝えたくなる体験をさせて、それを英語で発表する経験をさせるという訓練が必要なのだと思う。
また、英語を英語で学ばなければならないという強迫観念も捨てるべきだ。
日本人が英語を使う場合、その殆どは日本語での内容を英語に変換して伝え、逆に英語の内容を日本語にして伝えるということなのではないだろうか。特に小学生は日本語で多くの事を学んでいる。その知識を生かして、それを英語で発信できればいいのではないだろうか。そしてまた英語で得た知識を日本の友達に伝える。そんな活動が重要だ。
地域社会の協力も得て、周りの人に話したくなるような面白くて知的好奇心を満足させる活動を行い、それを海外の友達に伝える。それを繰り返していけば、次第に実力がついていくのだと思う。
放課後留学。新しいクラブのコンセプトだ。
放課後に新しい世界を体験する。そして生きる力をつけるのが目標だ。
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