放課後に英語を使いながら面倒を見るインターナショナルクラブというのを立ち上げ準備中なのだが、根源的な問題が頭から離れなくなった。
世界中の人々とコミュニケーションをとるために、国際語としての英語を習得するというのが会の目的であるが、1週間放課後を英語で過ごして、クラブ外の友達と遊ぶ機会を奪ってしまったら、国際化以前の問題ではないだろうか。
まさに灯台下暗しといった状態になってしまう。将来出会うであろう海外の数十億人の人々と会話が出来ることと、今生活をしているその地域で一緒に住んでいる人たちと触れ合うのとどちらが大切か。
会に通う日数を制限するという方法もあるが、それだと英語に触れる絶対時間が少なくなってしまう。仮にクラブに通う彼ら・彼女らが英語でコミュニケーションできるようになっても、両親とも友達とも日本語でしか会話できない。
では、何のために外国語を習得するのか。私なりの答えはやはり、友達を多く得るためということだろう。
将来役に立つからというあいまいな説明では子どもたちは納得しない。短期留学やメール交流などで実際に英語での交友関係を広げていくことを平行してやらなければ、本来の意味は見出せない。友達との交流は学校に任せるとして、クラブの子どもたちには世界中に友だちを作ってもらいたい。
そのために、世界の子どもクラブとの提携を進めていきたい。
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