人のメール送信サーバーにただ乗りされないための各プロバイダの防止策で一般的なものにOutbound Port25 Blockingというのがある。プロバイダの送信サーバーを使って他のドメインのメールを送信しようとした際に、以前であればプロバイダの送信サーバーを使えたのが今はポートを変更しなければ使えない仕様になっているサービスが多い。今日は朝からメールの送信が上手くいかないという問い合わせがあって、急遽先方の事務所まで駆けつけた。
環境は通信がYahooBBメールは独自ドメインのメールサービスということもあって、すぐにOP25Bが頭に浮かび上がってきた。そこで、YahooBBのFAQサイトで確認するとやはりその仕様になっているようだったので変更したら送信が出来るようになり万事解決した。だが、パソコンに不慣れな人にとって、メールのポート番号を変えなさいだとかいう要求は非常にハードルが高い。いまだにISPとレンタルサーバーの違いをはっきりと認識していない担当者もいるくらいだ。
セキュリティと利便性とはお互いに相反する関係だ。セキュリティを高めすぎると融通がきかない仕組みとなり手間が増える。逆にセキュリティが低ければ簡単に使えるが、悪用される危険性もそれだけ増える。
闇雲にセキュリティシステムを導入するだけでなく、利便性とのバランス感覚を持つことが企業のセキュリティ関係者には特に重要である。
それをわかって利用するユーザも必要と考えます。
そして、メールはすべてWeb上のサービスになる。
っていうのはどうです?
投稿情報: yoshibo4 | 2007/08/23 19:20
仕組みから教えないと根本の解決が出来なくなる典型ですね。誰かが設定したのを使ってただけというのでは、万一なにかあった時にお手上げ状態ですし。
メールの場合、オフラインで読みたいケースがあるとやはりWebベースだけでは不安と思ったりもします。上手く使い分けできればいいですね。
投稿情報: Eric | 2007/08/23 22:34
最近、「マニュアル」のみを重視し、「理解」ということを軽んじているような気がします。
巨大なブラックボックスって気味が悪いと思わないんでしょうかね・・・?。
オフラインでも、となると、「Google Gears」が福音になるかもしれませんね。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20349834,00.htm
今後に期待。
・・・ん?、これってブラックボックスを大きくしている?^^;
投稿情報: yoshibo4 | 2007/08/24 10:57
[いいですね]
私の場合もブラックボックスが気持ち悪いという感覚が、いろんなもののをきちんと理解したいという気持ちの原動力になっていますので、その感覚わかります。
投稿情報: Eric | 2007/08/25 01:52