何かを始めようと思うとそこそこお金がいる。新しいネットビジネスを始めるにももろもろの経費を考えるとすぐに数百万単位の金額が必要になる。では、ビジネスプランだけで投資家を募れるかというとそうではない。やはり、大きな投資を受けるプランは実際に芽が出ている案件であって、種の案件ではない。
VCやインキュベーターが狙うのは芽であって種ではないとすると、その種から芽を出させるのは誰なんだろうか。最初の100万円、200万円を投資するそんな小口VCがあればいいと思う。
グラミン銀行のマイクロクレジットの例を出すまでもなく最初のその一歩を踏み出すための小口資金というのはとても重要だ。そんな小規模案件(ネットビジネス企画やEコマースなど)に投資を行う窓口を作りたいと思っている
方法はワインファンドやアイドルファンドなどでおなじみ?の匿名組合方式が考えられる。リストアップされた案件に対し、50万~100万の単位で投資できる仕組みだ。一定期間の利益を出資者に還元する、その間に成長し芽が出た案件は大型VCからの出資を得られる。そういった登竜門的な仕組みだ。
その運営会社がVCから資金を募ってファンドとして運用するというのも良いかもしれない。とにかく、知恵と行動力があってもお金が無い人に何回でもチャレンジできるそんな仕組みがあれば世の中は変わるかもしれないし、もっと面白いサービスがどんどん生まれてくるかもしれない。
こんな事を考えているのも、実はアイデアが山のように積みあがっているからだ、いろんな面白いビジネスがほんのちょっとの資金で始められる。仮説は立てるが芽が出るかどうかはやってみなければ分からない。
地方にもそんなチャレンジを応援できる資金環境が作れれば都会に負けない新しいアイデアを生み出してくれると思う今日この頃。
[いいですね]
投稿情報: 有人SPAM初號機 コーノ | 2007/04/12 01:28