不二家の不祥事の件
やはり、危機管理広報のありかたとして非常に注目されるケースだが、
関連したニュースでISOの実効性も問題視された。
食品関係のISO規格としてISO22000がある。
HACCPのISO化として昨年から切り替えがすすんでいるようだ。
基本的にはマネージメントの手順として
「危険箇所の特定」
「特定された箇所の管理方法の確立」
という二本立てで行う。
今回の事件では、そもそも危険だという認識が無かった場所が問題になった。
ISOは手順を示したもので、企業運営の本質的な部分はその企業の経営方針が反映される。
つまり、危険箇所の特定はしていてもそれがどこかというのを個別に認定する規格では無いということだ。
ISOを取引条件のために取ったというところなどは、手順は守られているが、その手順そのものに不備がある
といったケースも多いのではないだろうか。
ISOをきっかけにして品質管理について深く考える企業風土を育てる経営社としての理念を作り上げる必要がある。
ISO22000がUSO800にならないために。
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