http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/07/20070107000004.html
フーターズというアメリカのレストランチェーンが韓国へ上陸するという記事。
ショートパンツにぴちぴちTシャツというお姉ちゃんたちが給仕をしてくれるレストランとして有名だ。
ちょっと行って見たいきもする・・・(><)
最近この手のアメリカの大手チェーン店のグローバル戦略には大きな特徴がある。
それは、日本を後回しにしていることだ。先日もアメリカの大手ドーナツチェーンが韓国に進出したし、バーガーキングは日本から撤退してもう何年になるだろうか。しかし、今は他のアジアでは継続して展開している。
このフーターズ。すでに上海・シンガポール・台湾に店舗展開している。
海外が日本市場を狙う時のデメリットとして
1.非常に厳格な法規制
2.少子化による市場の縮小
3.人件費などの高コスト構造
これらによって、本部の利益が出にくい構造になっていることがあげられる一方、アジアの他地域は、経済の発展や自由度の高さ、人々の消費意欲の高さなど、進出企業にとって日本より魅力的に見えてしまうのは致し方ない。
もはや、日本は経済大国でもなんでもない。アジアの一地域なのだと自覚する時期だ。20~30年前の日本だけの独走状態からは程遠い時代になったといえる。しかし、そのころの感覚を捨てきれない層が今経営のトップに多いのも事実だ。
それらの人々とアジア各国へ行く事もあるが、その時決まってでる言葉が「昔の日本を見ているようだ」という言葉。
私はこの言葉はビジネスマンにとって非常に危険な言葉だと思っている。
この言葉を発した時点で、その人は日本が上でアジア各国は下だという上下関係でものを見ているからだ。
世界はパラレルに動いている。20年前の日本が今の他のアジアの国と同じであるはずが無い。おそらく混沌とした市場(いちば)や活気のある人々をみて、日本がそうであったころを懐かしんでいるのだと思う。それを否定するわけではない。
しかし、はたして20年前の日本で携帯電話を話している人を見ただろうか。20年前にインターネットがあっただろうか。
アジア各国を同時代的に見たとき、日本が進むべき未来も見えてくるのだと思う。
ニューヨーク・パリ・ロンドンに並ぶ規模を誇る東京の株式市場。だがしかし、これも他のアジアの株式市場にまさに「お株を奪われる」事もありうる時代だ。混沌とした活気ある市場を見て、昔の日本を思い出すのではなく、未来の日本を描く力がなければ21世紀の日本の未来は無い。
コメント