新規ネットビジネスをはじめる会社がある。
そこのPR戦略を練らなくてはならない。
そこで、よいきっかけなので、バズマーケティングについて考えてみたい。
予算の少ないネットビジネスの場合、あまり派手な演出は出来ない。
そこで、出来るだけマスコミを使ったPRと地道な営業活動でユーザーを増やしていく必要がある。
マスコミにリリースを送ってたとえ記事化されたとしても、それが消費者の心を動かさなければ意味がない。
新聞には載ったがだれも興味を持たず、一瞬で消え去ってしまうだけだ。
情報をただ単に送るだけでなく、そこには消費者の心を動かす仕組みが必要ということだ。
ズマーケティングの第一人者であるマーク・ヒューズは消費者の心を動かすきっかけを6つのボタンとしてあらわしている。
そのボタンとは次の6つだ。
・タブー (セックス、嘘、下品でたわいのないジョーク)
・一風変わったこと
・突飛なこと
・おもしろおかしいこと
・ずば抜けていること
・秘密 (守られているものも、暴かれたものも)
たとえばDJ OZMAの紅白でのバックダンサー裸スーツ事件。これはタブーを犯したことで瞬く間に世界中を情報が駆け巡った事例だ。このブログにも書いた巨大QRコードはギネス申請というずば抜けている事を成し遂げたことで多くのブログ記事に引用された。
一方マスコミの注目を集める方法としては次のものが挙げられる。
・ダビデとゴリアテの物語(弱者が強者を倒す物語)
・一風変わった、または突飛な話題
・物議をかもす話題
・有名人の話題
・マスコミですでにホットな話題
それから確実にリーチする広告を打つこと。誰もなしえなかった事に挑戦すること。
そして、同時にマーク・ヒューズは重要な提言をしている。
それは、「品質を管理すること」だ
サイバーエージェントの社長ブログの中でも述べられていたが、品質の悪いサービスははブログやSNSを使って広まり瞬く間に淘汰されてしまう時代となっていることに気づかなければならない。
企業運営の中でのほんのちょっとしたところから火が付き、あっという間に倒産の憂き目にあうケースが目に付くのはブログやSNSに代表されるCGM(Consumer Generated Media )の発達と無関係ではないはずだ。
安定した品質の上で、あっと驚くPRを行う。これが今のマーケティングの新しいスタイルだ。
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