少子高齢化の日本で、投票を行なう人の割合は50~80大が20~40代よりも多くなってきています。人口が多いのに加え、投票への参加率も高齢者の方が高いためです。
このような状況を「シルバー民主主義」とも言われたりしているようです。政治家にとって選挙に通ることはすなわち高齢者の意を汲んだ政策を実現するということに偏ってしまいがちになります。
そのような偏りをなくし、より公正な民主主義社会を目指すために、一つの案があります。それが0歳~20歳未満の子どもに投票権を与えるという案です。
ただし、未成年が直接投票するわけではなく、その保護者が投票を代表して行ないます。2人子どものいる世帯主であれば3票を持つことになります。そうすることによって政治家のスタンスは変わらざるをえません。
子どものいる世帯を優遇する政策が受け入れやすくなるという土壌もできますので、少子化に歯止めがかかる政策がより打ち出し易くなります。投票数自体は高齢者と拮抗(子ども+親が37%、50歳以上が35%)しますのでバランスの取れた偏らない政策が実施されることになります。
私のような独身世帯はちょっと不利益をこうむるかもしれませんが、社会全体としてはうまく機能するのではないでしょうか。
政治家の意識を変えるためには、やはり有権者のパワーバランスを変える必要があります。新しい投票システムも考える時が来ているのではないでしょうか。
参考↓
[いいですね] どこかで、「老人の老人による老人のための政治」って書いてあったような・・・。
言い得て妙だと思いました。
投稿情報: yoshibo4 | 2010/02/27 16:55
コメントありがとうございます。高齢者福祉政策がダメだというわけではないですが、結局若い人の犠牲の上に成り立つようだと、将来が暗いですし、そうなると日本の経済も持続可能性が無くなりますしね。バランスの取れた政策の実現という意味では記事にあげたデーメニ投票法というのは一考の価値があると思った次第です。
投稿情報: Eric | 2010/03/01 14:37