釜山に海雲台(ヘウンデ)というわりと高級な住宅街があるのだが、そこの土地を所有する友人からレストラン開業の相談を受けている。福岡へ船で3時間という距離もあり釜山の人たちは多くが日本に行った経験があり、中途半端な日本料理ではすぐに飽きられてしまう。長く続く店を持ちたい、そしてチェーン展開も視野に入れたいということなので今から立地調査や業態の提案など動いていくと思う。
最近ミスタードーナツやカレーのココ壱番屋など韓国出店が相次いでいる。その理由としては為替の差が小さくなったこと(ほとんど日本と同じ単価設定が可能)と日本の物を受け入れる土壌が出来つつあるということだろうか。ユニクロも成功している。
そして、日本の過剰とも思えるサービスが韓国の消費者には新鮮に受け入れられているという面もある。例えば美容室ではマッサージをしてくれたり、いろいろなケアをしてくれたりとプラスアルファのサービスで大人気となった店舗がソウルにある。日本人の経営者がプロデュースしたそうだ。
日本の大手サービス業はここ数年アジアへの積極展開が目立つようになってきた。上場企業にとって拡大し続けなければならないという使命がある。人口減の日本にいてはこれ以上の拡大は望めないという判断だろう。
生産地としてのアジアから消費地としてのアジアへ、時代は変わりつつある。
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