日曜日のTBSアッコにおまかせでドアラの特集があった。その他、たくさんのマスメディアから取り上げられ、ドアラの認知度もうなぎのぼりだ。
そもそもドアラの人気は作られたものではない。1994年から球場で出場していたのだから、球場に足を運ぶ人たちにとってはドアラは人気のマスコットであり続けていた。だが、野球に興味の無い人にとって、そして中日ドラゴンズファンではない人にとって、その存在は全く気に留めるものではなかった。
やはり、その人気に火を着けたのが動画投稿サイトだろう。
文章で表しても、写真で表してもドアラの本当の姿は分からない。動画でこそ伝わる要素が多かった。そこへ動画を簡単に撮影して共有できる環境が出来た為に100人が入れるかどうかという1箇所の小さなステージを驚く程多くの人が共有できることとなった。ドアラだけでない。「これ面白いな」と思った話題や人物が動画投稿サイトを通じて世間に広がるという現象は今後益々多くなっていくはずだ。
だが、動画サイトは数百万の視聴でもすごいといえるが、テレビと比べればその数はまだまだ少ない。だからこそマスメディアの数千万単位の視聴者というのは大きな影響力を持つ。
このことは、演劇の世界でマーケティングとして応用できるかもしれない。小さなステージでコツコツと日々良質の演劇を行っている人が動画投稿サイトへ戦略的にそのコンテンツを公開する。そしてそれが多くの人の目に留まればステージへの来客も増加する。そして人気となったそのステージをマスコミへPRする。「○○が今人気!」といった具合だ。バイラル動画とも違う動画投稿サイトを使った新しいマーケティング手法が今後注目の分野だ。
ドアラはキャズムを超えたか。
その超えた先の戦略とは。
今後も注目のドアラだ。
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