http://www.bagborroworsteal.com/
ブランドバッグを月額一定費用でレンタルできて交換自由なサービスとして、数年前から注目していた海外のサービスだったのだが、今年に入って、日本で同様のサービスがオープンされたようだ。
最近の私のテーマは「サービサイジング」と言うもので、商品を物として売るのではなく、その商品が持つ機能をサービスとして販売するというドラスティックな経営の転換だ。
例えば、実際にある事例としては、蛍光灯の販売からレンタルへという事業がある。この場合は蛍光灯という物を売るのではなく、明かりというサービスを提供すると考えてもらえばいいだろう。サービスであるから継続性が無ければならない、継続性があるということは一定の収入が安定して入るということにもなる。営業マンを大量に抱え、売り続けなければ拡大しないという業界で消費が右肩下がりという状態であれば、このサービサイジングという手法が劇的に働く可能性を秘めている。
借りるかそれとも引き取るか。
borroworsteal.comのビジネスモデルは、数十万円する高級ブランドバッグを月額数万円でいつでも借りることが出来るというものだ。一年目は原価の償却期間で儲けは少ないかもしれないが、償却後は非常に高い利益率を確保することができる。
例えば今まで10万円のバッグを7万円で仕入れ売っていたとして、それを1万円でレンタルすれば7ヶ月で償却できることになり、8ヶ月以降は完全にプラスだ。(単純な計算だが)
成功の鍵はやはり周到なマーケティングと、顧客を惹きつけるだけの商品ラインナップだろう。利用者からのリクエストで、人気商品を数多くそろえるといった努力も必要だ。
商品を売るという発想から機能を売るという発想へ。物が溢れている現在、環境の観点からもこのような発想は新たなパラダイムシフトを実現してくれる道筋となるだろう。
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