石油価格の値上げをきっかけに様々な商品が値上がりを続けているようだ。ところが、社員の給料は同様に増える見込みがないのが現状ではないだろうか。
少子化で内需が先細りになるとわかっているのだから企業の投資はどうしても海外の成長市場を優先してしまう。そして海外で稼いだお金は東証一部上場の6割を占めると言われる外国人投資家の懐に入る。つまりは今の好景気は日本人の一般家庭にはあまり影響の無い世界で動いているともいえるだろう。
以前は、内需の拡大がそのまま企業の業績にも直結していた。それが所得を押し上げていたのだが、今の好景気はそれが望めない。日本人の所得を上げて消費をしてもらうよりも、海外のもっと多くの人に同じ値段で売れるのならばどちらを選択するかは明確だ。
では我々庶民はどうすればよいか。
労働の提供による対価はこれ以上の上昇が望めないのならば、自身が投資家になるしかない。今、インターネットを使って自宅にいながら小額の投資ができる環境が揃っている。
また、このことを実現するには、小学生くらいからの金融教育が不可欠だ。
Japan passing と呼ばれて久しい日本を無視できない強国にするにはそんな方法が良いのではないだろうか。
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