http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071021-00000000-fsi-bus_all
日本人にとって宗教とはあまりにもなじみの無いものでどう付き合ってよいものか見当も付かないのではないだろうか。そんな中でオウム真理教の事件以来、宗教=怪しい団体 といった印象もあり、ますます宗教が分からなくなっていく。
結局、宗教は神道・仏教・キリスト教・イスラム教などのいわゆるメジャーな宗教しか一般に受け入れられる宗教を作り得ないのではないかと個人的には思う。それは、一種の安心感というか、それ以外の宗教にはその安心感はどうやっても絶対に作り得ないからだ。
他の国の宗教施設に行って感じたことは、教義を教えるというよりも、いろんな人と出会えるコミュニティだということだ。同じ倫理観を持つ集団だから、結婚相手を探すのには最適だ。実は出会いの場の提供というのが宗教活動を支える大きなモチベーションになっていることは確かなようだ。
コミュニティだという事を考えると、それは小さな排他的な集団では魅力が半減してしまう。○○というコミュニティに入っているからあなたも来ない?と誘えるほどの団体の信頼性が求められるということだ。その点、メジャーな宗教というのは数千年続いているという安心感があるから大きなアドバンテージを持っている。お寺の僧侶がカフェやファッションショーを企画するのはいいことだ、もっと人と人が出会う場を積極的にお寺などの宗教施設が作って行くことによって人々は救われるのだと思う。
ただ、結婚式は教会で行い、正月には神社に行き、葬式はお寺で執り行うという日本人にしかありえないメンタリティをどう理解していくかが重要だ。
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