昨日は有田出張。
商工会議所会頭と面談し、一緒に写真に納まってもらった。有田の産業界も全面的に協力をいただけることになった。
それから、柿右衛門窯へ。 当代のいとこにあたる酒井田相談役と面談。「有田をよろしくたのむ」とお願いされてしまった。有田焼の生みの親である酒井田家からの言葉だけに重みがある。
上の写真は、柿右衛門窯に併設されている美術館所蔵の品。右がドイツのマイセン窯の作品で、左が柿右衛門窯の作品。陶磁器は輸入に頼るしかなかった当時のヨーロッパにこの柿右衛門の皿が持ち込まれたとき、ヨーロッパの人々は大きな衝撃を受けたそうだ。
皿の絵柄というのは左右対称が普通で、このような左右非対称の構図がとても新鮮で、それを模倣したいという衝動にかられたようだ。
平均年齢60歳といった工房も目立つようになった有田の産業を復興するには、この伝えられた技術を伝承できるよう生産を続けなければならない。それがわれわれマーケターの責務だと感じている。
ついでに言うと、ロイヤルコペンハーゲンの代表的な絵柄である「ブルーオニオン」も、日本から持ち込まれた陶磁器に書いてあったイチジクを、それと分からずにオニオンにして書いてしまったことから生まれたそうだ。
何事も最初は模倣からはじまる。モーホーじゃないよ♪
投稿情報: Eric | 2007/03/13 10:59
の意味がよくわからない(笑)けど、ためになるお話でした。
投稿情報: withoutsugar | 2007/03/13 12:09
モーホーの件はあまり気にしないでください。(^^;
投稿情報: Eric | 2007/03/13 12:36