常識外れの高額炊飯器、三菱電機「本炭釜」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070307/120519/
昔は良いものを作れば売れた時代だが、今の消費者は多様性を求めているから消費者の声を聞かなければならない。
こういう論調が近年幅を利かせている。
確かに消費者の声を聞かなければならない。声というよりは心を聞かなければならない。
だが、良いものを作らなくてもいいわけではない。
口コミの根源的なポイントは「商品が本物であること」
本物とは、代替素材を使っているといった素材の良し悪しではなく、アイデアが本物かどうかだ。
要するに欺いていないということ。
今でも良いものを作れば売れる時代なのだ。
リサーチと会議を重ねて「みんなの意見」をたくさん集めて作ったものに面白いものがほとんど無いのは世の常ですよね。
巨大なマーケティングを仕掛けないで買っていただこうとするなら自分自身に対しても含めて「欺いてない」というのはマトだと思いますし、私の周囲でも「やっぱ "正論" だよね」てなカンジになってきてます。
それと消費者として「欺いてないもの」「欺いてるもの」を察知する能力も養っておかないとなぁ、と思ったりもしてます(テレビのせいで納豆が異常売れしたりする世の中ですし)。
投稿情報: 有人SPAM初號機 コーノ | 2007/03/10 16:16