もっと普遍的な内容が書いてあるかと思ったのだが、女性の最寄品購買に関する研究から導き出した結論なので限定的だと感じた。
最寄品の購買決定のほとんどは店舗内という統計データもあったと思うが、ようするに、よっぽど欲しいものでない限り、お店に行ってから決めるのは男女を問わず同じ購買行動だ。
その中で、いかに「おっ?」と思ってもらえるか。これは品質でも企業イメージでもない、まさにパッケージのデザインとコピーだ。
一方一度買ったもので気に入ったものはリピート購入となる可能性も高い。その際は既に商品の詳細情報は手に入っている。
最初のお客さんにはとにかく買ってもらわなければ始まらない。
この本を読んでいて、ラジオショッピングを思い出した。通常見てからでないと買わないようなジュエリーや高額商品がラジオで売れているらしい。これは結局のところ「買って見なければあなたが言っていることを確かめられない」ということだろう。そこにラジオという公共の電波に乗っているから安心だという感覚が加わり売れているのだと思う。
期待をさせて、そんなこと買ってみないとわかんないじゃん。と思わせてこそ購買行動が起こるのだと。
フリーターの私でも1週間で100万円儲かった!
もうだめだ。そう思った1年前の夏。明日の食べるものも無いような状態でした・・・
中略
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みたいな情報商材が売れているのも、人々が期待を煽られるとどうしてもそれを知りたくなってしまうという心理を利用したものだというのが分かる(この場合、楽して儲けたいという心理)。ただ、これが本物だったら良いが、偽物をつかまされたら詐欺だ。
今回の本では、特に女性の最寄品購買に対する分析が中心だったが、男女に関係なく、何が心に響くのか。心の鐘を鳴らすものを見つけていきたい。ただ、筆者の「私は女性の気持ちが分かるのよ~♪」みたいな表現にはちょっと拒絶反応が。
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