インターネット広告には
媒体(メディア)→メディアレップ→広告代理店
という販売網の流れがあるが、そのメディアレップ大手であるDACが動画広告のネットワーク化をはじめた
http://www.dac.co.jp/dacfiles/200702%20Viral_CM.pdf
メディアレップとは、メディアを束ねて広告代理店に商品として提供する役割を担っている。
今回、youtubeにはかなわない複数の動画サイトをまとめて、広告媒体としての魅力アップを図るという算段だ。
いよいよ、動画CMという市場が大きな動きを始めたようだ。
テレビCM崩壊という本が話題だが、映像と音声という訴求力がテレビCMを支えていたのに、その映像と音声という魅力はすでにネットでも実現できる。
テレビの強みである認知効果も例えば
youtubeでは170万回以上視聴されたことからも、もはや、テレビCMだけがブロードリーチ可能な動画メディアではなくたったということだ。
媒体が力を弱めた時、強くなるのは制作プロダクションだ。
無理やり見せるテレビ動画とちがい、インターネット上の動画はバイラルしなければ意味が無い。つまり、人の噂、それも肯定的な噂にならなければならないし、そのクリエイティブが求められる。
バイラルムービー制作会社というのが出てきても良いような気もする。
噂にするには「違法性の高いもの」「いわゆる破廉恥なもの」「バイオレンス」「パロディー」など、企業にとってはとても神経を使う展開が強いられる。それを上手く乗り切っていくには、そのバランス感覚に優れた担当者が必要だ。
前回紹介した就職関連のビデオでも、その中にそのバランス感覚のある人物がいればもっと違ったのかもしれない。
そんな、企業にとって安心できて、なおかつ消費者に衝撃を与えるようなバイラル動画を企画できる会社があればきっと急成長するはずだ。
出資してもらえる人がいればすぐにでも始めたいくらいだ。
これは、東京だけでなく、日本中の9割以上ある中小企業が対象であり、そのマーケットはとてつもなく大きい。
CMを作ったことの無い企業を市場に巻き込めるからだ。
興味がある方はご一報をお待ちしている。
[いいですね] Ericさん初めまして!
興味深いですね。
というか、私も今の仕事でバイラルCMの取り組みを進めています。
何がフックになるのか試行錯誤の毎日です。記事、これからも楽しみにしています。
投稿情報: まっちゃん | 2007/03/11 00:33