http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070220/119396/
てぃーだブログを開設した会社は静岡県浜松市。しかし、沖縄の人たちが情報発信をするためのプラットフォームを提供した。
社長の沖縄に対する思いに共感したブロガーが他のブログからも集まってきた。
1万人程度の他の大手に比べれば10分の1といった規模だが、確実に成長を続けている。
発信するのは沖縄の人。受け取るのは県外の人。
沖縄が他県の人を惹きつける魅力があるのも一因だと思うが、そこで紹介された地元の商品の人気に火が付き
1万個を販売するに至ったそうだ。
商品がまず本物でなければならない。その本物であるという事を証明するのに、地元の人からの認定ほど心強いものはない。
地元の人も認めるほどだ。きっと美味しいに違いない。そんな確信が生まれるのだ。
もう一つ面白いエピソードが紹介されていた。
ネット通販事業を支援する事業を沖縄の商店に打診したがほとんど反応が無かったというのだ。
地方の商店はネット通販に関して非常に懐疑的だ。というのも、大量の電話による勧誘や高額なリース契約によるホームページ開設サービスの営業などがローラー作戦をしている戦場だからだ。つまり、思ったような結果が出ずに「やっぱりネットはだめだ」と思い込んでいる人が多い。
その人たちの思いを変えてもらうには事実を見てもらうしかない。
それに成功したのがてぃーだブログだった。
お客さんを集める事とホームページを作ることは根本的に違う。その事を痛いほど分かっていた会社だったからこれができたのだと思う。
アメリカのコンサルタントには2種類の業種がある。一つは経営手法を開発する人たち。そして、もう一つがそれを企業に教える人たち。 経営手法を開発する能力とそれを企業に教える能力も実は職能が違うということだろう。
ウェブ関連の会社は今、この二つの能力を兼ね備えた会社しか生き残れない。そう思う昼下がりのある晴れた日だった。
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