依頼を受けている商品で、普通の商品に比べると50%~100%くらい割高な商品。
しかし、それを使うと普段の生活が一変するくらい快適に過ごせる商品だ。ファンも多い。
新しい店舗向けのプロモーションを考えなければならないのだが、この手の商品はやはりエクスペリエンスとそれに基づく口コミで攻めなければ、いくら良いですよと喧伝しても食いつかない。
オーダーメイドなので、お試しというわけにもいかず、頭を悩ませている。
提案の中心は、イベントだ。商品を売るのではなく、それによって出来る世界を提供するという戦略だ。
スポーツ用品店がフットサルチームの出会いの場を提供し、事務局として機能することによって売り上げが飛躍的に伸びた事例がある。
同じように、そのコミュニティの事務局を買って出て、わずらわしい参加連絡やイベントの企画を買って出るのだ。
そうして、事務局として信頼できるようになれば、自然にその店の扱う商品が売れ出していく。
ただし、商品を売っている店員自らがその商品を使う世界を好きにならなければこの戦略は成功しない。
商品を売る前に、その商品が作り上げる世界を提供する。投資はほんのちょっとの人件費と事務経費だけだ。
時間はかかるがそんなマーケティングを実践していきたい。
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