窮地をストレートに訴えて、全国にその名を馳せた銚子電鉄
今度はCDを出すという話。
http://www.j-cast.com/2007/01/11004802.html
一度の広報戦略は二度は使えない。もし使ってしまったら手痛いしっぺ返しに会う。
おそらく銚子電鉄の社員は、自分たちが有名になったと勘違いしたかもしれない。
広報戦略が当たり、取材が殺到するようになるとなかなか冷静な判断ができなくなってしまう。自分たちが有名になったと錯覚してしまうのだ。
集まった人はまだ物見遊山で銚子電鉄を見ている。せんべいを買ったのも今話題だから、ともだちに「ネタ」として提供できるからにすぎない。
つまり、まだファンにはなっていないのだ。
銚子電鉄に世論が期待していることは、ぬれ煎餅の次の商品ではなく、鉄道事業の正常化。
「おかげさまで鉄道事業が軌道にのりました!」
この一言が欲しいのだ。
その結果、銚子電鉄の話は伝説になる。
他の国内旅行との差別化にもなるし「あの煎餅で復活した鉄道会社だよ」という好意的な親近感を持たせることができる。
結果として鉄道事業の売り上げもぬれ煎餅の売り上げも安定する。
マスコミが注目している時期だからこそ、本業を充実させなくてはならない。
調子に乗ってCDを出していると、見向きもされなくなる。
実際に2chなどの掲示板では銚子電鉄に対し、否定的な意見が噴出している。
今回のこの報道が致命的な結果をもたらすのではないだろうか。
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