クアラルンプールを本拠地とする格安航空会社(Low Cost Career, LCC)が成田→クアラルンプール間を1万5千円程度の通常運賃で運行すると発表したようです。新聞記事によると、航空会社幹部は「東京から成田までのタクシー運賃よりも安い」と自信を見せているようです。
その他、世界各地で格安航空会社が台頭し、それに伴って人の移動も大きく変わろうとしています。アジア地域の中間層が航空機を気軽に利用できるようになったとき、日本へ怒涛のように旅行者が訪れる日はそう遠くは無いでしょう。
その時、内需に頼り切っていた日本のサービス産業にとってまさに明治時代の文明開化並みの変革を迫られることになるのは確実です。日本語が当たり前のように通じるという感覚、言わなくても察してくれるという感覚、それらが役に立たなくなるという現実を前になすすべも無く立ち尽くす中小のサービス業者が増えてくるのではないでしょうか。
そんなまさに大航海時代を迎えつつある日本で、外国人が最初に触れる日本の情報がインターネット上の情報です。
英語のホームページを開設しているところも増えていますし、韓国語・中国語のホームページを開設しているところも増えています。しかし、一方的な情報提供で、さらにその更新がされていないというホームページがいかに多いことか。制作の初期で翻訳予算をかけても継続的に外国語で情報提供するインフラは全くといっていいほど整っていません。
ホームページの翻訳更新なども、月額5万円~10万円が相場で、気軽に利用できる、つまりそれを支払っても採算が合う業者はまれで、外国語の継続的な更新が広がらない一因でもあります。通常の更新作業に翻訳という作業が加わるわけですからコストを下げることは難しいというのも現実です。
ここ数年、いかにその垣根を超えるかを考えてきましたが、ようやくその答えとなるサービスを開始することができる体制になってきました。それが、外国語問い合わせサポートサービス「サイバーブリッジ」という新しいウェブサービスです。
外国語ホームページは、いわゆるホームページの体裁ではなく、Q&A形式の多言語対応システムです。外国人観光客が抱く多くの疑問をあらかじめQ&Aの形で表示しておき、それで訪問前の悩みを解決してもらうという仕組みです。しかし、それでも聞いておきたい質問や、実際に訪問したい、予約したいといったニーズが生まれることがあります。そこで問い合わせ窓口を設置して、各言語で対応するという流れになります。翻訳は各国から日本へ留学してきている留学生がオンラインで対応します。
サービス業者にとっては外国人の問い合わせ対応から解放され、さらに誘致ができる
旅行者にとっては訪問前にあらかじめ詳しい情報を自国語で得られる
翻訳者(留学生)にとっては日本語の運用訓練の機会を得られる
という全ての関係者にとってハッピーな関係が築ける新しいシステムではないでしょうか。
サービスサイトは http://www.cyber-bridge.net/
営業は株式会社尽力アソシエイツが担当しています。
インターネットを通じてグローバルマーケットとの架け橋となりたい。そんな気持ちで作り上げた新しいサービスです。
今日は宣伝記事でした。
[this is good] You were visited simply with a brilliant idea
投稿情報: Louis Middleton | 2010/05/14 08:19