一人っ子世代

中国では男性が女性より多く、その数2000万人とも言われています。一人っ子政策では男児を生むほうがよいと考える親が多いのと、法律では禁じられている性別選択が実は行なわれてきたということだと思います。

中国の一人っ子世代の3分の2はまだ結婚適齢期ではないそうです。しかし、これからそのあまった男性が次々に結婚適齢期となるわけですから熾烈な競争が起ることは想像に難くありません。実際にミャンマーで女性の拉致が横行していて、中国の農村に送られて結婚させられているというニュースも最近ありました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100204-00000061-san-int

一人っ子政策は実際に4億人の人口を抑制することに成功したといわれています。目的はある程度達したと言えるかもしれません。しかし、その歪はあらゆるところに影を落としています。

この男性が相手の女性を探せないという問題にどのような解を見つけるのか。これからの中国の政策を注視していかなければなりません。隣国なのですから。