http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20100213-OYT8T00378.htm
ハウステンボスには思い出があります。20代最初のころに、彼女と実家の長崎に帰った時にハウステンボスにデートに行くことにしていました。それを聞きつけた10歳年下の弟が「僕も行く!」と駄々をこねたので、結局3人でデートに行くことになったという悲しい物語です。しかし、彼は良い写真撮影係になってくれました。
そんなハウステンボスも経営破たんし、支援先を探していましたが、HISが支援をすることに決定したようです。
ハウステンボスは他のテーマパークと違い、建物がハリボテではなく、本物であるところがその特徴であるといえます。水路も本格的な循環施設を備え、初期の投資に莫大な金額をつぎ込んだ正に本物志向のテーマパークでした。しかしながら、その本物志向のために抱えた有利子負債があまりにも大きく、経営を圧迫し続けたというのが破綻の原因の一つとも言われています。
地方テーマパークがその生き残りを掛けて何をすべきか、その試金石をハウステンボスが担っています。施設を活かして、遠方からも何度も行きたいと思わせる体験が提供できるか、そんなところにポイントがあるのではないでしょうか。
ディズニーランドは架空の場所ですが、ハウステンボスはオランダという特定の場所がモデルです。したがって、オランダとは関係の無いイベントなどを行なってもストーリーが描けずに失敗してしまうでしょう。これは不利な点でもあると思います。デンマークのチボリ公園を模した岡山のチボリ公園も昨年閉園したことでもその状況はわかると思います。
愛されるテーマパークとなるために、HISがどのような手を打っていくのか、3年の期限付き支援とのことですので、この3年間注視していきたいと思います。
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投稿情報: Wilfrid Ruiz | 2010/05/02 23:13