この商品を買った方はこんな商品も買っています。という関連商品を表示し、クロスセルを実現するレコメンドエンジンはアマゾンで有名だ。他人がどのような組み合わせで物を買っているかが垣間見れて自分の購買の参考になるとても便利な機能だ。
私もこれで関連商品を購入したことがよくある。ところが、ある商品の関連商品がおかしなことになっている。
洗剤で有名な「サンポール」だ。
この洗剤の関連商品が次のようになっている。
『自殺のコスト』
『完全失踪マニュアル』
『人間改造マニュアル』
『145人の自殺者』
『自殺-生き残りの証言』
最近自殺者が増えている硫化水素ガス自殺の材料としてサンポールが買われているということらしい。インターネットでは他人の目に直接触れること無しに物が買えることに特徴がある。現実の書店で『自殺マニュアル』といった本を買おうと思うとやはり抵抗があるし、スーパーで買い物するのもレジのおばさんに今夜の食卓を見透かされて嫌だという人もいる。インターネットではその点人から「直接」見られずに買い物をすることが出来るのでそう言う忌避商品といわれるものを買うのには便利だ。「直接」と括ったのは当然発送の過程で見られるし、データはその店舗に残るという点は忘れてはならないからだ。
気軽に買い物が出来る代わりに何を対価として消費者が企業側に与えているのか。その視点も必要な時代だといえる。
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