衛生管理という面では日本は食中毒事件など殆ど起こらないところまで各社気をつけている。それは間違いのないことだ。だが、結局衛生管理さえ出来ていればあとは効率を追求すればよいという感覚が蔓延してきたつけが今噴出しているようだ。
雪印の事件は食中毒から始まったが、最近の事件は内部告発などから発覚する場合が多い。つまり表立って問題がなければずっと続いていたということだろう。赤福もそのような追求の目が無ければ今頃各駅やサービスエリアに積まれているのだと思う。
それから、標準的な製造原価や販売価格を知る努力も必要だ。この価格以下では品質は維持できないというラインを消費者が知っていれば無意味なダンピング競争も防げるし、安くする場合も嘘は無くなりしっかりと説明される。
また、比内地鶏と嘘をついて廃鶏を売っていたそうだが、むしろ卵を産み終わった鶏を使って安く作りましたと言えば売れるそんな環境を消費者が作っていかなければ不正は止まないだろう。
自給自足でない限り、誰が作って、誰かが加工した食物を食べるかなかなか分からない。さらに日本の場合、その食料自体60%は海外から来たものだからなおさら分からない。
ただ、信じて食べるしか無いのだから食品業界で働く人たちに感謝していくしかないのではないだろうか。信頼されればそれに応えようとがんばるのが人間だから。
>効率を追求すればよいという感覚
ともあれ、老舗ブランドは往々にして同族経営が多く、風通しの悪さも起因してるのでこんな感覚もあると思います。
これから、始まる原産地表示に食品業界はもとより、飲食業界もかなり敏感になっていますね!
第二の赤福が出ないことを祈ります。
投稿情報: shin | 2007/10/25 23:43