安部内閣総理大臣の年頭会見
「新しい憲法をつくっていく意志を今こそ明確にしていかなければいけない。私の内閣で改正を目指したい。参院選でも訴えたい」
気になる言葉があった。
「私の内閣」
である。
内閣という言葉を紐解いてみよう。
大辞林によると
(1)内閣総理大臣とその他の国務大臣で組織し、国の行政権を担当する最高の合議機関。
とある。
当然合議機関であるし、独裁ではない。
しかも、行政の最高機関であって行政は国民の税金によって運営を任されている。
私がその任務を受け持っている期間内に改正を目指したいということを言いたかったのだと思う。
しかし、言葉は独り歩きする。
「私の内閣」というのはまるで「俺の女」という傲慢な男のように、独裁的に映る。
PRは相手にどう見えるかということを最適化する事だ。
自分の思いがいくら違っても、受け取った方の思いが優先する。
だからこそ、そこには戦略が無ければならない。
広報戦略の第一人者である世耕さんが内閣にいながら、この表現はいただけない。
ひょっとしたら、記者がそのままの声ではなく歪曲して表記したのかもしれないが。
今年は「私のブログ」で言いたい事を言っていこうと思う。
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