オープンアイデオというサービスをデザインコンサルティングファームのアイデオという会社がはじめました。
「子供たちに栄養のある食事を取ることをどのように教育できるか」といった社会問題を解決するためのプラットフォームです。
スポンサーとなる団体がまずChallengeという根源的質問を投げかけます。それに対して次ぎの4つのフェーズで解決が進んでいきます。
1.インスピレーション
画像でも文字でも動画でもなんでもいいので、課題の解決に結びつきそうなアイデアを出していきます。ブレインストーミングのようなものと言えばよいでしょうか。ネットであるからこそ、様々なメディアを使ったアイデアが集まります。
2.コンセプティング
インスピレーションを元に具体的なアクションプランが提出されます。それに対し、拍手やコメントなど様々なアクションが加わり最終的に20のコンセプトが選ばれ次のフェーズに進みます。
3.エバリュエーション
選ばれた20のコンセプトを詳細に吟味する時間です。具体的アクションに対する様々な問題点をここで出し合い最終的に一つの案が採用されます。
4.ウィニングアイデア
最終的に決定されたアイデアはスポンサーが事業化することもありますし、されない場合もあります。ただアイデアを提出した人はここで大きな注目を集め、様々なチャンスがめぐってくることにもなるでしょう。一つの大きなモチベーションでもあります。
社会問題を解決するための団体は数多くあります。ただ、問題を解決するにあたって専門家であるその団体の考えはともすれば近視眼的になってしまう可能性もあります。社会的な問題を解決するために、様々なバックグラウンドの人々が気兼ねせずに自分の意見を出すことが出来るプラットフォームは、その中からビッグアイデアを生むかもしれません。
新しく始まったオープンアイデオの挑戦は、非常に意義深く、今後の社会問題の解決手法の一つとなるかもしれません。
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