雇用の維持というのは企業にとって社会的に大きな意味を持つものです。
もちろんすべての人を「無駄に」雇用するというのは企業にとっては間違った判断ですし、雇用調整というのは必要不可欠な経営要素になります。しかし物には巧拙というものがあり、雇用を守りながら経営もうまくいくという方法を探る努力を経営者はしなければならないのではないでしょうか。
いわゆる斜陽産業であれば、他の業態への変換や多角化で今の抱えきれなくなった労働力を新しい分野に振り向けるというのもひとつの方法です。ただ、これは新しいビジネスがうまくいくことが前提ですので、そのための種まき今の事業がうまく軌道に乗っている時にこそ行わなければならないことでしょう。
もうひとつ、この大量解雇の時代には労働集約型のビジネスが大きなチャンスになるかもしれません。新しいサービスでたくさんの人の雇用の場を作るといったビジネスが生まれてくることでしょう。
人の力で高い付加価値を生む新しいサービス。
言葉では簡単に言えますが、実際のアイデアはなかなか難しいものです。
そんな新しいサービスを生み出す社会起業家としての新しいリーダーがこれから生まれてくることを願っていますし、私もそんな一人になりたいと考えています。
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