昨年来から開発中の転職情報サイトだが、掲載料に依存したメディアとしての情報サイトではなく、完全成果報酬型の転職支援サイトとしてユニークな試みだ。求人企業は登録することによって無料でサイトを利用できる。そして求職者の登録ももちろん無料だ。そこでマッチングが行われ、事務局が面接の段取りを行う(面接の日程調整などはオフラインで行う)
そして面接後、採用という流れだ。その採用方式も直接雇用、派遣、紹介予定派遣と選択肢を用意し双方合意によって自由に雇用形態を選ぶことが出来る。事務局は派遣と紹介の免許を持った事業者であるため、採用が決まった段階で紹介料、派遣手数料を得るという仕組みだ。
大手の転職情報サイトは掲載料だけで50~100万円ほどかかる場合が多い。中小企業にとっては採用できるか出来ないかわからない状態でこの金額を支出するのは厳しいという面がある。そこで掲載については完全無料とし、採用が決まった段階で課金が発生するという仕組みの発想が生まれた。求人企業と求職者とは事務局で面接等を手配し、必ず事務局を介さなければならない仕組みをとっている。この結果、掲載料金と同等かそれ以下の金額で確実に採用が行われ企業の採用コストの圧縮につながるし、無料にする事によって求人のエントリーも多くなり、求職者の選択の幅も広がるというメリットがある。地方都市で始めてうまくいけば各地方毎に事務局を配置し全国展開を狙う予定だ。
実は10年前、リクルート事業の立ち上げをやってほしいとある企業に依頼され大学4年生から1年間インターンとして働きながら卒業して4月にその事業の打ち切りが決まり、他の事業への辞令が突然下された過去を持つ私としては、社会人となって初めて志した事業でもあり、力が入っている。
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